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上杉謙信のおすすめ本・Audible6選!初心者向けに読む順番も解説

【人物】あ行
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歴代の大河ドラマや戦国時代の作品をきっかけに、上杉謙信にも根強い注目が集まっています。

上杉謙信は、1969年の大河ドラマ『天と地と』で主人公として描かれた人物です。
石坂浩二さんが上杉政虎、のちの謙信を演じました。
また、2007年の大河ドラマ『風林火山』では、武田信玄の強敵として上杉謙信が登場し、GACKTさんが演じたことでもよく知られています。
さらに、映画『天と地と』でも上杉謙信と武田信玄の対決が描かれており、謙信は大河ドラマや映画で何度も注目されてきた戦国武将です。

上杉謙信は、越後国を拠点にした戦国大名です。
1530年に越後守護代・長尾為景の子として生まれ、幼名は虎千代でした。のちに長尾景虎と名乗り、越後をまとめ、武田信玄との川中島の戦いや関東出兵で知られる存在になりました。
新潟県観光協会の人物紹介でも、上杉謙信は上越市ゆかりの戦国大名で、1548年に家督を継いで越後を統一し、武田信玄との5回に及ぶ川中島の戦いで知られる人物です。

ただ、上杉謙信は有名な武将でありながら、初心者にとっては少しつかみにくい人物でもあります。

  • 「義の武将」というイメージ
  • 武田信玄とのライバル関係
  • 川中島の戦い
  • 関東への遠征
  • 毘沙門天への信仰
  • 越後・信濃・関東・越中・能登への動き

このように、上杉謙信は押さえるべき要素が多く、どの本から読めばよいか迷いやすいです。

結論から言うと、上杉謙信を初心者が学ぶなら、まずは目的に合わせて本・Audibleを選ぶのがおすすめです。

  • まず全体像をつかみたい人は、『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』
  • 川中島の戦いやライバル関係を物語として知りたい人は、『天と地と(一)』
  • 関東への遠征から謙信の行動を知りたい人は、『謙信越山』
  • 史実に近い形で謙信の生涯を学びたい人は、『上杉謙信』
  • 評伝として人物像を深めたい人は、『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』
  • 音声で戦国武将全体の中から謙信を知りたい人は、Audible『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』

この記事では、上杉謙信を初めて学ぶ人に向けて、「おすすめ本・Audible」「読む順番」「選び方」をまとめます。

 

上杉謙信の本は、初心者なら「読みやすさ」と「目的」で選ぶ

上杉謙信の本を選ぶときは、最初に「読む目的」を決めると迷いにくくなります。

上杉謙信について知りたい人の目的を、大きく6つに分けてみました。

目的向いている本・Audible選ぶ理由
①まず全体像をつかみたい『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』学習マンガで信玄との関係まで理解しやすい
②川中島の戦いやライバル関係を物語で読みたい『天と地と(一)』謙信の人生を歴史小説として追いやすい
③関東への遠征から謙信を知りたい『謙信越山』謙信が何度も関東へ向かった理由を理解しやすい
④史実に近い形で生涯を学びたい『上杉謙信』講談社学術文庫で謙信の生涯を整理しやすい
⑤評伝として人物像を深めたい『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』政虎・輝虎・謙信としての人物像を追いやすい
⑥音声で戦国武将全体から学びたい『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』謙信を他の戦国武将と比べながら聴きやすい

初心者がいきなり専門性の高い本から入ると、長尾為景、長尾晴景、上杉憲政、武田信玄、北条氏康、川中島小田原、越山、七尾城、手取川などの関係でつまずきやすくなります。

最初は、「上杉謙信がどんな人物だったのか」「なぜ武田信玄と何度も戦ったのか」「なぜ関東へ何度も出兵したのか」を大きくつかめる本から選ぶのがおすすめです。

 

上杉謙信のおすすめ本・Audible6選を紹介

上杉謙信の本は、学習マンガ、歴史小説、研究寄りの本、評伝、Audibleなど、形式によって読みやすさが変わります。
初心者は、価格やページ数だけでなく、自分がどのくらい深く知りたいかで選ぶと失敗しにくいでしょう。

本・Audible価格・ページ数など難易度向いている人購入先
①『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』

・1,100円
・144ページ+口絵4ページ
やさしい最初に全体像をつかみたい人
②『天と地と(一)』

・220円(Kindle)
・296ページ
普通物語として謙信の人生を読みたい人
③『謙信越山』

・1,870円
・295ページ
普通関東への遠征を知りたい人
④『上杉謙信』

・1,265円
・304ページ
やや詳しい史実に近い形で生涯を学びたい人
⑤『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』

・2,420円
・216ページ
やや詳しい評伝として人物像を深めたい人
⑥『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』

Audible版
2時間32分
やさしい音声で戦国武将全体から学びたい人

『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』は、集英社の武田信玄と上杉謙信のライバル関係を学べる学習マンガです。

『天と地と(一)』は、海音寺潮五郎の歴史小説で、上杉謙信の生涯を描く歴史巨編で、虎千代として生まれた謙信の幼少期から物語が始まる作品です。

『謙信越山』は、乃至政彦が著者の本です。上杉謙信が越後から関東へ何度も遠征した「越山」に注目し、その真相と武田信玄・北条氏康ら同時代の武将の動きもあわせて読めます。

『上杉謙信』は、井上鋭夫が著者の講談社学術文庫です。

『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』は、ミネルヴァ書房・日本評伝選の1冊で、矢田俊文の著書です。

Audible『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』は、小和田哲男の本を音声で聴ける作品です。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの三英傑に加え、上杉謙信、武田信玄、真田幸村など、人気戦国武将52人の素顔と戦いを知れる内容になっています。

 

まず全体像をつかむなら、『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』がおすすめです!

上杉謙信を初めて学ぶ人が、最初に全体像をつかみたいのであれば、『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』が良いでしょう。
学習マンガなので、文章だけの歴史本に慣れていない人でも読み進めやすいです。

上杉謙信は、「越後の戦国大名」「武田信玄のライバル」「川中島の戦いで知られる武将」「毘沙門天を深く信仰した人物」「関東へ何度も出兵した人物」など、いくつもの顔を持っています。
文章だけで学ぶと、どこから押さえればよいか迷いやすい人物です。
その点、マンガで武田信玄との関係まで追える本は、謙信の人物像を理解しやすいでしょう。

私が特に良いと感じるのは、上杉謙信を「川中島で信玄と戦った武将」という一点だけで終わらせず、ライバル関係の中で見られるところです。
歴史を読むとき、私は人物単体よりも「その人が誰と向き合ったのか」を考えるのが好きです。謙信の場合、武田信玄という相手がいることで、戦い方、信念、判断の重さが見えてきます。

現代では、同じ日本の中で命をかけて領地を争う必要はありません。だからこそ、川中島のような戦いを読むと、当時の武将だけでなく、その周囲で動いた兵や家族、土地の人々まで想像したくなります。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
歴史本に苦手意識がある人学習マンガで読み進めやすい
上杉謙信を初めて学ぶ人信玄との関係まで理解しやすい
川中島の戦いに興味がある人ライバル関係から流れをつかみやすい
子どもと一緒に読みたい人児童向けの学習マンガとして読みやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
謙信だけを深く学びたい人武田信玄との対比も大きい本です
史料ベースで読みたい人学習マンガなので専門性は控えめ
大人向けの読み応えを求める人マンガ形式が中心です

最初の1冊としては、かなり使いやすいです。

ただし、この本だけで上杉謙信を深く理解し切るというより、最初の地図を手に入れる本として読むのがおすすめです。

 

物語として謙信の人生を読むなら、『天と地と(一)』がおすすめです!

上杉謙信の人生を物語として読みたい人には、海音寺潮五郎の『天と地と(一)』が向いています。この本は、大河ドラマ『天と地と』の原作としても知られる歴史小説です。
虎千代として生まれたのちの上杉謙信が、越中・越後の争乱の中で成長していく物語となっています。

上杉謙信を学ぶうえで、幼少期から長尾景虎として成長していく流れを物語で追えることは大きな魅力です。
史実を整理した本だけでは、人物の感情や時代の緊張感を想像しにくいことがあります。
その点、歴史小説は、謙信がどのような環境で育ち、どのように越後の武将として立っていったのかを、頭の中でイメージしやすいでしょう。

私がこの本で特に良いと感じるのは、上杉謙信を「完成された名将」としてではなく、虎千代という一人の少年から追えるところです。
歴史上の人物は、どうしても最初から偉人として見てしまいがちです。でも、謙信にも子どもの時代があり、家の中の複雑な関係があり、周囲の大人たちに見守られながら成長していく時間がありました。

そう考えると、謙信の強さは生まれつきの才能だけではなく、越後という土地や人間関係の中で作られていったものに見えてきます。人物の人生を一つの流れとして読みたい人には、とても合う本だと思います。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
謙信を物語として読みたい人虎千代の時代から追いやすい
大河ドラマ『天と地と』に興味がある人原作小説として楽しめる
歴史小説が好きな人解説書より感情移入しやすい
川中島だけでなく成長過程も知りたい人謙信の若いころを想像しやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
史実だけを整理したい人歴史小説として読む本です
短時間で要点だけ知りたい人じっくり読むタイプの作品です
図や年表で理解したい人図説や入門書のほうが向いています

上杉謙信を、人の人生として追いたい人には読み応えのある1冊です。

 

関東への遠征から知るなら、『謙信越山』がおすすめです!

上杉謙信を「越山」という視点から知りたい人には、『謙信越山』が向いています。

上杉謙信というと、どうしても川中島の戦いや武田信玄とのライバル関係が先に浮かびます。しかし、謙信を深く理解するには、関東への遠征も欠かせません。
なぜ謙信は、越後から険しい山を越えて関東へ向かったのか。
その行動は「義」のためだったのか、それとも現実的な利益や勢力維持のためだったのか。
この本は、そうした疑問を考えたい人に向いています。

私がこの本で特に良いと感じるのは、上杉謙信を「義の武将」というきれいなイメージだけで見ないところです。
謙信は義を重んじた人物として語られます。しかし、実際に何度も遠征するには、兵を動かし、食料を用意し、味方や敵との関係を見極める必要がありました。そこには理想だけではなく、現実の判断もあったはずです。

40代になってから読むと、理想を掲げながらも現実の中で動く難しさがよくわかります。謙信の遠征を追うと、きれいごとだけではない戦国武将の責任や重さが見えてくると思います。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
謙信の関東遠征を知りたい人越山の理由を理解しやすい
「義の武将」だけではない謙信を知りたい人理想と現実の両面から考えやすい
武田信玄や北条氏康との関係も知りたい人同時代の武将とあわせて読める
Audibleでも聴きたい人音声版もあります

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
最初にざっくり知りたい人学習マンガを先に読むほうが楽です
川中島だけを知りたい人関東遠征の比重が大きい本です
物語として読みたい人歴史解説寄りの本です

上杉謙信を、川中島だけでなく関東戦国史の中で理解したい人に合う1冊です。

 

史実に近い形で学ぶなら、『上杉謙信』がおすすめです!

上杉謙信を史実に近い形で学びたい人には、井上鋭夫の『上杉謙信』が向いています。

上杉謙信は、伝説やイメージが強い人物です。
「義の武将」「軍神」「越後の虎」「敵に塩を送る」といった言葉だけで語られやすい一方で、実際の政治や軍事の動きはかなり複雑です。
この本は、上杉謙信を一歩踏み込んで知りたい人に向いています。

私がこの本で特に良いと感じるのは、上杉謙信を伝説ではなく、越後を背負った戦国大名として見られるところです。
謙信には、どこか神秘的なイメージがあります。毘沙門天への信仰や無敗に近い武将像が先に立つため、人間離れした存在に見えることもあるでしょう。

しかし、史実に近い形で読むと、謙信もまた、家臣、国人、敵対勢力、周辺国との関係に悩みながら動いた一人の戦国大名だったことがわかります。そこに気づくと、謙信は遠い伝説上の人ではなく、現実の中で判断を重ねた人物として見えてきます。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
史実に近い形で学びたい人講談社学術文庫で読みやすい
謙信の政治や軍事を知りたい人伝説だけではない謙信を理解しやすい
入門書の次に読みたい人もう一段深く学べる
歴史本をじっくり読みたい人304ページで読み応えがある

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
最初にマンガで知りたい人文章中心の本です
物語として楽しみたい人歴史小説ではありません
短時間で要点だけ知りたい人ある程度じっくり読む本です

上杉謙信を「有名だから知っている」で終わらせたくない人に合う1冊です。

 

評伝として人物像を深めるなら、『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』がおすすめです!

上杉謙信を評伝として深く知りたい人には、『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』が向いています。

上杉謙信は、長尾景虎→上杉政虎→上杉輝虎→謙信というように、名前の変化からも人生の段階を感じられる人物です。単に「上杉謙信」として覚えるだけでなく、「どの時期に」「どの名前で」「どのような立場にいたのか」を追うと、人物像がかなり見えやすくなります。
この本は、上杉謙信の人生を評伝として整理したい人に向いています。

私がこの本で特に良いと感じるのは、上杉謙信を「軍神」ではなく、時代の中で立場を変えながら生きた人物として見られるところです。
名前が変わるということは、単なる呼び名の変化だけではありません。家を継ぎ、関東管領の立場を受け、将軍や周辺勢力との関係の中で、自分の役割が変わっていくことでもあります。

この本を読むと、戦国武将は合戦で勝つだけでは生き残れなかったのだと感じます。名乗り、官職、家の立場、信仰、周囲からの期待…そのすべてを背負いながら動いていたと考えると、謙信の人生にかなり厚みが出てきます。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
評伝として謙信を知りたい人人物像を深く追いやすい
政虎・輝虎・謙信の変化に興味がある人名前と立場の変化を理解しやすい
謙信の信仰や政治にも関心がある人合戦以外の面も考えやすい
入門書のあとに深掘りしたい人次の1冊として使いやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
最初に軽く知りたい人入門書としては少し詳しめです
マンガで読みたい人文章中心の評伝です
物語として読みたい人歴史小説ではありません

上杉謙信を本格的に学びたい人は、学習マンガや『謙信越山』のあとに読むと理解しやすいでしょう。

 

音声で戦国武将全体から学ぶなら、『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』がおすすめです!

本を読む時間が少ない人には、Audibleで学ぶ方法もあります。
『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』は、小和田哲男の本を音声で聴けるAudible作品です。

上杉謙信だけを最初から深く読む前に、戦国武将全体の中で謙信を知りたい人には使いやすいでしょう。他の武将と比べて読むことで、謙信の強さや個性が見えやすくなります。

私がこのAudibleで良いと感じるのは、上杉謙信を戦国武将の一人として、他の人物と比べながら聴けるところです。
謙信だけを読むと、どうしても「義の武将」「川中島の名将」という印象に寄りやすくなってしまいます。でも、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、北条氏康などと並べて考えると、謙信の特徴がよりはっきりしてくるから不思議です。

通勤中や散歩中に音声で聴くと、人物同士の違いを頭の中で整理しやすいです。紙の本を読む時間が少ない人でも、戦国時代の全体像に触れられるのが良いところだと思います。

このAudibleが向いている人を、簡単にまとめてみました。

このAudibleが向いている人理由
読む時間が少ない人音声で学びやすい
戦国武将全体を知りたい人謙信を他の武将と比べやすい
通勤中や散歩中に学びたい人ながら聴きしやすい
歴史を耳から学びたい人読書が苦手でも取り組みやすい

 

逆に、このAudibleが向いていない人を簡単にまとめてみました。

このAudibleが向かない人理由
謙信だけを深く知りたい人戦国武将全体の中の一人として聴く形です
図や年表で理解したい人音声のみです
史料を確認しながら読みたい人紙の本やKindleのほうが使いやすいです

上杉謙信だけでなく、戦国武将全体の中で人物像をつかみたい人に合うAudible作品です。

 

初心者におすすめの読む順番はこれ!

上杉謙信を初めて学ぶなら、読む順番も大切です。

最初に詳しすぎる本を選ぶと、越後統一、川中島、関東出兵、北条氏康、武田信玄、上杉憲政、関東管領、越山などの関係でつまずきやすくなります。
一方、全体像がわかる本から入ると、評伝や研究寄りの本も理解しやすくなるでしょう。

私がおすすめする順番は、次の通りです。

順番本・Audible目的
『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』マンガで全体像をつかむ
『天と地と(一)』物語として謙信の人生を読む
『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』音声で戦国武将全体を整理する
『謙信越山』関東遠征から謙信を理解する
『上杉謙信』史実に近い形で生涯を学ぶ
『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』評伝として人物像を深める

読書が苦手な人は、1冊目を学習マンガにすると進めやすいはずです。
歴史小説が好きな人は、『天と地と(一)』から読み始めて、そのあと『謙信越山』や『上杉謙信』へ進む流れも合うでしょう。

私自身、上杉謙信のような人物を読むときは、最初から細かい研究書に入るよりも、まず人物の輪郭をつかんでから深掘りするほうが楽しめます。
謙信の場合も、虎千代から長尾景虎、上杉政虎、輝虎、謙信へと変わっていく流れを先に押さえておくと、川中島や越山の意味がかなり理解しやすくなると思います。

 

「紙の本」「Kindle」「Audible」はどれを選べばよいか…?

上杉謙信を学ぶ方法は、紙の本だけではありません。
Kindle(電子書籍)やAudible(オーディオブック)を使うと、生活に合わせて学びやすくなります。

形式向いている人使い方
紙の本じっくり読みたい人付箋やメモを使いながら読める
Kindle(電子書籍)スマホやタブレットで読みたい人移動中やスキマ時間に読みやすい
Audible(オーディオブック)読む時間が少ない人通勤中・散歩中・家事中に聴ける

上杉謙信のように、合戦、信仰、関東出兵、武田信玄との関係が複雑に絡む人物は、一度読んだだけで全部覚えようとしなくて大丈夫です。

  • 「紙の本」でじっくり読む
  • Kindle(電子書籍)で持ち歩く
  • Audible(オーディオブック)で繰り返し聴く

このように使い分けると、初心者でも理解が深まりやすくなります。

私の場合、上杉謙信のような人物は、紙の本で読みながら地図を一緒に見たくなります。越後、春日山城、川中島、小田原、関東、越中、能登という場所を頭の中にイメージしながら読むと、謙信がどれだけ広い範囲を動いていたのかを想像しやすいからです。

一方で、関東への遠征や川中島のように何度も考えたくなるテーマは、Audibleで聴くのも便利です。移動中に聴くと、謙信がなぜ遠くまで兵を進めたのか、武田信玄や北条氏康とどのように向き合ったのかを整理しやすくなります。

 

大河ドラマ『天と地と』や映画・ドラマ作品とあわせて上杉謙信を学ぶ価値とは

上杉謙信は、大河ドラマや映画で何度も描かれてきた人物です。

1969年の大河ドラマ『天と地と』では、石坂浩二さんが上杉政虎、のちの謙信を演じました。NHKオンデマンドでも、『天と地と』は1969年放送の大河ドラマ第7作として、上杉謙信と武田信玄の対比を中心にした作品です。

また、1990年公開の映画『天と地と』は、海音寺潮五郎の同名小説を原作に、上杉謙信と武田信玄の対決を描いています。

さらに、2007年の大河ドラマ『風林火山』では、武田信玄側の物語の中で上杉謙信が強敵として登場しました。上杉謙信を先に知っておくと、『風林火山』の川中島や武田家側の物語も、より立体的に見えやすくなるでしょう。

上杉謙信を先に知っておくと、大河ドラマや映画の見え方が変わります。

  • 越後をまとめた戦国大名として見る
  • 武田信玄のライバルとして見る
  • 関東へ何度も出兵した武将として見る
  • 沙門天を信仰した人物として見る
  • 家臣や国人たちをまとめたリーダーとして見る
  • 織田信長と北陸で向き合った人物として見る

このように複数の視点があると、上杉謙信という人物をより立体的に理解できます。

大河ドラマや映画を見る前に関連人物を少しでも知っておくと、登場人物の一言や立ち位置がより面白く感じられます。上杉謙信を知っておくことで、「なぜ武田信玄と何度も戦ったのか」「なぜ関東へ兵を出したのか」「なぜ義の武将と呼ばれるようになったのか」も想像しやすくなるでしょう。

映像作品をただ見るだけでなく、当時の武将たちが何を背負って生きていたのかを考えながら見ると、戦国時代の重みが違って見えるはずです。

 

上杉謙信の本選びで迷ったら、まずこの1冊!

上杉謙信の本選びで迷ったら、次の基準で選ぶと決めやすいです。

迷い選ぶ本・Audible
とにかくわかりやすく知りたい『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』

物語として謙信を読みたい『天と地と(一)』

関東遠征から謙信を知りたい『謙信越山』

史実に近い形で学びたい『上杉謙信』

評伝として深く知りたい『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』

音声で戦国武将全体から学びたい『眠れなくなるほど面白い 図解 戦国武将の話』

最初の1冊として選びやすいのは、『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』です。
物語として読みたい人は、『天と地と(一)』が合うでしょう。
上杉謙信の関東遠征を知りたい人は、『謙信越山』へ進むと理解が深まります。
史実に近い形で学びたい人は、『上杉謙信』や『上杉謙信 政虎一世中忘失すべからず候』を選ぶとよいでしょう。

私なら、まずは『学習まんが 日本の伝記 SENGOKU 武田信玄と上杉謙信』か『天と地と(一)』から読みます。最初に謙信の人生や信玄との関係を頭の中でイメージできる状態にしてから、『謙信越山』や評伝へ進むほうが、読んでいて楽しいからです。

 

【まとめ】上杉謙信を初心者が学ぶなら、読みやすい本から始めましょう!

上杉謙信を初心者が学ぶなら、最初から難しい専門書を選ぶ必要はありません。

まずは、マンガで全体像をつかむ。
次に、物語として謙信の人生を追う。
そのあと、関東遠征や史実、評伝まで深掘りする。

この順番なら、上杉謙信を無理なく理解できます。

上杉謙信は、ただの「義の武将」や「武田信玄のライバル」ではありません。
越後をまとめ、武田信玄と川中島で戦い、関東へ何度も兵を進め、北条氏康や織田信長とも対峙した人物です。
だからこそ、上杉謙信を学ぶと、戦国時代を合戦だけでなく、信仰、遠征、地域支配、家臣団、主君としての責任という視点から楽しめます。

私が上杉謙信という人物に惹かれるのは、「強い武将」という言葉だけでは説明できない複雑さがあるところです。

ある本では、義を重んじる武将に見えます。
別の本では、現実的な判断を重ねる戦国大名に見えます。
川中島の戦いを読むと、武田信玄という強敵と向き合う緊張感が見えてきます。
越山を読むと、なぜそこまで遠くへ兵を進めたのかを考えたくなります。

上杉謙信の本を読むことは、ひとりの戦国武将を知るだけではありません。
戦国時代の信念、土地、人のつながり、主君としての責任、そして名も残らない多くの人々が動いた歴史を考えるきっかけになります。

大河ドラマ『天と地と』や『風林火山』、映画『天と地と』をより深く楽しむためにも、まずは自分に合う1冊、またはAudibleから上杉謙信を学んでみてください。

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