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真田昌幸のおすすめ本・Audible7選!初心者向けに読む順番も解説

【人物】さ行
この記事は約23分で読めます。

大河ドラマ『真田丸』や、第一次・第二次上田合戦で徳川軍を苦しめた知将としての姿をきっかけに、真田昌幸を本で学びたい人は多いはずです。

真田昌幸は、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将です。
真田幸綱の三男として生まれ、武田信玄・武田勝頼に仕えたあと、武田氏の滅亡をきっかけに、上杉氏、北条氏、徳川氏、豊臣氏などの大勢力の間で真田家を守り抜きました。

上田市の人物紹介では、真田昌幸を「上田市にとっては生みの親ともいえる名将」と紹介しています。昌幸は天正11年(1583)に上田城を築き、現在の上田市中心市街地の原型となる城下町をつくりました。

また、上田市公式サイトでは、天正13年(1585)の第一次上田合戦で、昌幸がわずか2,000人足らずの兵で、徳川軍7,000人余を撃退したことが紹介されています。慶長5年(1600)の第二次上田合戦でも、昌幸と次男の信繁は上田城にこもり、徳川秀忠軍を足止めしました。

真田昌幸は、戦国時代の中でも「知略」の印象が強い人物です。
一方で、武田家臣としての若いころ、真田家の当主になった経緯、沼田領をめぐる問題、上田城築城、犬伏の別れ、九度山での最期まで見ると、かなり奥行きのある人物です。

しかし、真田昌幸は有名な人物でありながら、初心者にとっては少しつかみにくい人物でもあります。

  • 武田信玄との関係
  • 真田幸綱・真田信綱・真田昌輝との関係
  • 武田氏滅亡後の動き
  • 上杉氏・北条氏・徳川氏との駆け引き
  • 上田城築城
  • 第一次上田合戦
  • 沼田領問題
  • 豊臣秀吉への従属
  • 関ヶ原の戦い
  • 犬伏の別れ
  • 第二次上田合戦
  • 真田信之・真田信繁との関係
  • 九度山での最期

このように、真田昌幸は押さえるべき要素が多く、どの本から読めばよいか迷いやすいです。
結論から言うと、真田昌幸を初心者が学ぶなら、まずは目的に合わせて本・Audibleを選ぶのがおすすめです。

  • まずマンガで全体像をつかみたい人は、『戦国人物伝 真田昌幸』
  • 昌幸の生涯を歴史小説で読みたい人は、『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』
  • 真田家の大河小説を楽しみたい人は、『真田太平記〔一〕天魔の夏』
  • 真田三代を史実に近い形で知りたい人は、『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』
  • 写真や図版で真田一族を整理したい人は、『図説 真田一族』
  • 昌幸本人を評伝で深く知りたい人は、柴辻俊六『真田昌幸』
  • 音声で真田氏三代と上田合戦を学びたい人は、Audible『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』

この記事では、真田昌幸を初めて学ぶ人に向けて、「おすすめ本・Audible」「読む順番」「選び方」をまとめます。

 

真田昌幸の本は、初心者なら「上田合戦」と「真田三代」で選ぶ

真田昌幸の本を選ぶときは、最初に「読む目的」を決めると迷いにくくなります。

真田昌幸について知りたい人の目的を、大きく7つに分けてみました。

目的向いている本・Audible選ぶ理由
①まずマンガで全体像をつかみたい『戦国人物伝 真田昌幸』学習マンガで昌幸の生涯を理解しやすい
②昌幸本人の生涯を歴史小説で読みたい『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』家康に恐れられた知将としての昌幸を物語で追いやすい
③真田家の大河小説を楽しみたい『真田太平記〔一〕天魔の夏』昌幸・信之・信繁を長い物語で味わいやすい
④真田三代を史実に近い形で知りたい『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』幸綱・昌幸・信繁を史実寄りに整理しやすい
⑤写真や図版で真田一族を整理したい『図説 真田一族』写真・図版で真田家の流れを理解しやすい
⑥昌幸本人を評伝で深く知りたい柴辻俊六『真田昌幸』人物叢書で昌幸の実像をじっくり学べる
⑦音声で真田氏三代と上田合戦を学びたい『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』通勤・家事のスキマ時間に真田氏三代を聴ける

初心者がいきなり詳しすぎる本から入ると、武田信玄、武田勝頼、上杉景勝、北条氏直、徳川家康、豊臣秀吉、石田三成、徳川秀忠、真田信之、真田信繁、沼田領、上田合戦、九度山などの関係でつまずきやすくなります。

最初は、「真田昌幸がどんな人物だったのか」「なぜ徳川軍を二度も苦しめたのか」「なぜ真田三代として語られるのか」を大きくつかめる本から選ぶのがおすすめです。

 

真田昌幸のおすすめ本・Audible7選を紹介

真田昌幸の本は、学習マンガ、歴史小説、評伝、研究書、Audibleなど、形式によって読みやすさが変わります。初心者は、価格やページ数だけでなく、自分がどのくらい深く知りたいかで選ぶと失敗しにくいでしょう。

本・Audible価格・ページ数など難易度向いている人購入先
①『戦国人物伝 真田昌幸』

・1,320円
・127ページ
やさしいマンガで全体像をつかみたい人
②『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』

・51円〜
・570ページ
普通昌幸本人の生涯を歴史小説で読みたい人
③『真田太平記〔一〕天魔の夏』

・990円
・528ページ
普通真田家の大河小説を楽しみたい人
④『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』

・1,354円〜
・320ページ
普通からやや詳しい真田三代を史実に近い形で知りたい人
⑤『図説 真田一族』

・1,980円
・169ページ
普通写真や図版で真田一族を整理したい人
⑥柴辻俊六『真田昌幸』

・2,090円
・247ページ
やや詳しい昌幸本人を評伝で深く知りたい人
⑦Audible『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』

再生時間
5時間25分
やさしいから普通音声で真田氏三代と上田合戦を学びたい人

『戦国人物伝 真田昌幸』は、ポプラ社のコミック版日本の歴史シリーズです。
武田信玄に才能を見出された信濃の豪族・真田昌幸が、真田家の生き残りをかけて知略を使い、徳川家康を苦しめていく流れをマンガで読めます。

『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』は、竜崎攻のPHP文庫です。
徳川家康を軍略と戦いぶりで手こずらせ、「信濃の生んだ諸葛孔明」と称された昌幸の生涯を、長編歴史小説として読めます。

『真田太平記〔一〕天魔の夏』は、池波正太郎の新潮文庫です。
全12巻の大河小説で、武田氏滅亡後に真田昌幸が孤立し、真田家が激動の時代を生き抜いていく物語を楽しめます。

『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』は、平山優のPHP新書です。
真田幸綱、真田昌幸、真田信繁の三代を、史実に近い形で知りたい人に向いています。

『図説 真田一族』は、丸島和洋の戎光祥出版の本です。
幸綱、信綱、昌幸、信繁、信之と続く真田一族の興亡を、写真や図版を使って学べます。

柴辻俊六『真田昌幸』は、吉川弘文館の人物叢書です。
真田昌幸本人を評伝として深く読みたい人に向いています。

Audible『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』は、中澤克昭の本を音声で聴ける作品です。
幸綱・昌幸・信幸・信繁ら真田一族が、信濃の弱小氏族から大名へ成長していく流れを、上田や合戦とあわせて耳から学べます。

 

まずマンガで全体像をつかむなら、『戦国人物伝 真田昌幸』がおすすめです!

真田昌幸を初めて学ぶ人が、まず全体像をつかみたいのであれば、『戦国人物伝 真田昌幸』がおすすめです。学習マンガなので、文章だけの歴史本に慣れていない人でも読み進めやすいでしょう。

真田昌幸は、「武田信玄に仕えた若武者」「真田家を継いだ当主」「上田城を築いた人物」「徳川軍を二度苦しめた知将」「真田信之・真田信繁の父」「九度山に流された人物」として知られています。
文章だけで学ぶと、人物関係や勢力関係が少し複雑に感じられるかもしれません。

その点、マンガで生涯の流れを追える本は、初心者の最初の1冊として使いやすいです。

私が特に良いと感じるのは、真田昌幸を「徳川を破った知将」という一言だけでなく、真田家を守るために動き続けた人物として追いやすいところです。
昌幸は、大きな領国を持つ戦国大名ではありません。武田氏が滅び、織田信長も本能寺の変で倒れたあと、真田家の周囲には上杉、北条、徳川という大勢力が迫りました。
その中で、昌幸は従う相手を変えながら、真田家の生き残りを探っていきます。

歴史を読むとき、私は「強い大名」だけでなく、「小さな家をどう残すか」に知恵をしぼった人物にも惹かれます。
昌幸は、まさにその代表のような人物です。
勝ち負けだけでなく、生き残るための判断を見ると、真田昌幸の面白さがよくわかります。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
歴史本に苦手意識がある人学習マンガで読み進めやすい
真田昌幸を初めて学ぶ人生涯の流れをつかみやすい
上田合戦に興味がある人徳川軍との戦いを理解しやすい
子どもと一緒に読みたい人小学生向けの学習マンガとして読みやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
大人向けの読み応えを求める人マンガ形式が中心です
史実に近い形で深く知りたい人人物叢書やPHP新書が向いています
真田家全体を長編で読みたい人『真田太平記』も候補になります

最初の1冊としては、かなり使いやすいです。

この本だけで真田昌幸を深く理解し切るというより、最初の地図を手に入れる本として読むのがおすすめです。

 

昌幸本人の生涯を歴史小説で読むなら、『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』がおすすめです!

真田昌幸本人の生涯を歴史小説として読みたい人には、『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』が向いています。
武田信玄や豊臣秀吉に重く用いられ、徳川家康を軍略と戦いぶりで手こずらせた真田昌幸の生き方を描く長編小説です。
570ページと読み応えがあるので、マンガの次にじっくり読みたい人に合います。

真田昌幸は、徳川家康を苦しめた人物として有名です。
第一次上田合戦では、徳川の大軍を上田城で撃退しました。
第二次上田合戦では、徳川秀忠軍を足止めし、関ヶ原本戦に遅れさせました。
この二つの出来事だけでも、昌幸が徳川に強い印象を残したことがわかります。

私がこの本で特に良いと感じるのは、昌幸を「策略家」としてだけでなく、乱世を生き抜いた人間として読めるところです。
昌幸の動きは、後世から見るとしたたかに見えます。
一方で、当時の真田家は大勢力に囲まれた小さな家です。判断を誤れば、家も家臣も失われます。
その状況で、昌幸は何を守るべきかを考え続けました。

戦国時代では、きれいな理想だけでは家を守れません。
だからこそ、昌幸の知略には、冷たさだけでなく、家を残すための必死さも見えてきます。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
昌幸本人の生涯を歴史小説で読みたい人570ページでじっくり読める
徳川家康との関係に興味がある人家康が恐れた知将としての昌幸を読みやすい
上田合戦を物語で味わいたい人戦いの緊張感を想像しやすい
マンガの次に読みたい人入門から一歩進みやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
史実だけを整理したい人歴史小説として読む本です
短時間で要点だけ知りたい人570ページで読み応えがあります
真田三代を研究寄りに知りたい人『真田三代』や人物叢書が向いています

真田昌幸を、人の人生として読みたい人にはかなり合う1冊です。

 

真田家の大河小説を楽しむなら、『真田太平記〔一〕天魔の夏』がおすすめです!

真田昌幸を含む真田家の物語を、長い歴史小説として味わいたい人には、池波正太郎『真田太平記〔一〕天魔の夏』がおすすめです。

『真田太平記』は、新潮文庫の全12巻です。
天下分け目の決戦を、父・弟と兄が豊臣方と徳川方に分かれて戦った信州・真田家の波乱に富んだ歴史をたどる大河小説です。
第1巻は、武田氏滅亡後に真田昌幸が上野・信濃で孤立するところから始まります。

この本は、昌幸だけでなく、真田信之、真田信繁、真田家に関わる人々まで含めて読みたい人に合います。
全12巻なので長いですが、真田家の世界にじっくり向き合いたい人には、かなり魅力的な作品です。

私がこの本で良いと感じるのは、真田昌幸を「父」としても「当主」としても読めるところです。
昌幸は知略の人として語られますが、真田家を次の世代へつなぐ父でもあります。
信之は徳川方につき、信繁は父とともに西軍につく。
この親子が別々の道を選ぶ流れを読むと、戦国時代の家の残し方がどれほど厳しかったのかが見えてきます。

歴史を読むとき、私は一人の英雄だけを見るより、家族や家臣がどう動いたかを見るほうが深く残ります。
真田家は、まさにその読み方が合う家です。
昌幸、信之、信繁を一緒に読むと、真田家がなぜ今も人気なのかがわかりやすくなります。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
真田家の物語を長く楽しみたい人全12巻の大河小説として読み応えがある
昌幸・信之・信繁をまとめて読みたい人真田家全体の流れを味わいやすい
池波正太郎作品が好きな人歴史小説として完成度が高い
大河ドラマ『真田丸』が好きな人真田家の世界をさらに楽しみやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
短く要点だけ知りたい人全12巻なので時間がかかります
昌幸本人だけを知りたい人真田家全体の物語です
史実を整理したい人平山優『真田三代』や人物叢書が向いています

真田昌幸を、真田家という大きな物語の中で読みたい人に合う1冊です。

 

真田三代を史実に近い形で知るなら、『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』がおすすめです!

真田昌幸を、真田幸綱・真田信繁とあわせて史実に近い形で知りたい人には、平山優『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』が向いています。
真田幸綱、真田昌幸、真田信繁の三代に焦点を当て、真田氏がどのように戦国時代を生き抜いたのかを整理しやすい本です。
歴史小説よりも、史実に近い形で流れを知りたい人に合います。

真田昌幸だけを見ると、どうしても上田合戦や関ヶ原の印象が強くなります。
しかし、昌幸の前には幸綱がいます。
そして、昌幸の後には信之と信繁がいます。
この前後の流れを知ると、昌幸の判断がより理解しやすくなります。

私がこの本で特に良いと感じるのは、昌幸を「真田三代の中心」として見られるところです。
幸綱が真田家の土台をつくり、昌幸が大勢力の間で生き抜き、信繁が大坂の陣で名を残します。
その流れの中で、昌幸は単なる知将ではなく、真田家を次の時代へつなぐ重要な人物として見えてきます。

歴史では、親子三代で見ると、一人だけを読むより理解が深まることがあります。
真田家は、その代表的な例だと思います。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
真田三代を史実に近い形で知りたい人幸綱・昌幸・信繁を整理しやすい
歴史小説の次に読みたい人物語から史実へ進みやすい
大河ドラマ『真田丸』の背景を知りたい人真田家の流れを確認しやすい
昌幸を家の流れで理解したい人前後の世代と比べやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
物語として楽しみたい人『真田太平記』やPHP文庫の小説が向いています
昌幸本人だけを深く読みたい人柴辻俊六『真田昌幸』が候補になります
まずマンガで知りたい人『戦国人物伝 真田昌幸』のほうが楽です

真田昌幸を、真田家三代の流れから理解したい人におすすめしやすい1冊です。

 

写真や図版で真田一族を整理するなら、『図説 真田一族』がおすすめです!

真田昌幸を、写真や図版を見ながら整理したい人には、丸島和洋『図説 真田一族』が向いています。
『真田丸』の時代考証を手がける著者が、幸綱・信綱・昌幸・信繁・信之と続く真田一族の興亡を、写真や図版を使って解説する本です。文章だけでなく、ビジュアルも使って理解したい人に合うでしょう。

真田昌幸を学ぶとき、地名や城、人物関係が多く出てきます。

  • 真田郷
  • 上田城
  • 沼田
  • 九度山
  • 大坂
  • 武田氏
  • 上杉氏
  • 北条氏
  • 徳川氏
  • 豊臣氏

こうした要素を文字だけで追うと、初心者には少し大変です。
図説形式の本を使うと、真田家の広がりや時代の流れを視覚的に理解しやすくなります。

私がこの本で良いと感じるのは、真田昌幸を「一族の中の当主」として見られるところです。
昌幸だけでなく、父の幸綱、兄の信綱・昌輝、子の信之・信繁を一緒に見ると、真田家がどのように力を伸ばし、どのように分かれ、どのように残ったのかが見えてきます

歴史は、地図や家系図があると急にわかりやすくなることがあります。真田家のように人物関係が多いテーマでは、図説の力はかなり大きいです。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
写真や図版で理解したい人真田一族の流れを視覚的に整理しやすい
真田家の人物関係が苦手な人家系や人物のつながりを確認しやすい
史跡にも興味がある人上田や真田ゆかりの地を想像しやすい
小説とあわせて読みたい人物語の背景整理に使いやすい

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
昌幸の人生を小説で味わいたい人歴史小説のほうが合います
評伝として深く読みたい人柴辻俊六『真田昌幸』が向いています
とにかく安く読みたい人文庫や新書のほうが選びやすいです

真田家の人物関係や史跡を整理しながら、真田昌幸を理解したい人に合う1冊です。

 

昌幸本人を評伝で深く知るなら、柴辻俊六『真田昌幸』がおすすめです!

真田昌幸本人を、評伝として深く知りたい人には、柴辻俊六『真田昌幸』が向いています。
歴史小説ではなく、真田昌幸の実像を史実に近い形で追いたい人に向いています。
初心者が最初に読むには少し詳しいですが、マンガや小説、新書を読んだあとに進むと理解しやすいでしょう。

真田昌幸は、伝説や物語の中で「知略の人」として語られやすい人物です。そのため、史実に近い形で見直すと、印象が変わる部分もあります。
どの勢力とどのように関わったのか。
どの場面でどのような判断をしたのか。
上田合戦はどのような背景で起きたのか。
関ヶ原後、なぜ九度山へ送られたのか。

こうした点を丁寧に見ていくと、昌幸をより冷静に理解できます。

私がこの本で特に良いと感じるのは、昌幸を「伝説の軍略家」としてだけでなく、実際に厳しい状況の中で判断し続けた当主として見直せるところです。
昌幸は、強大な大名に囲まれた中で、真田家を残すために動きました。
その判断は、ときにしたたかで、ときに危ういものでもあります。
人物叢書で読むと、そうした複雑さも見えてきます。

歴史上の人気人物ほど、物語で大きく見えます。
そのあと評伝で見直すと、かえって人間としての魅力が深まることがあります。

この本が向いている人を、簡単にまとめてみました。

この本が向いている人理由
昌幸本人を評伝で深く知りたい人人物叢書で実像に迫りやすい
史実に近い形で読みたい人小説とは違う視点で整理できる
上田合戦や関ヶ原後の流れを知りたい人昌幸の判断を考えやすい
入門書の次に読みたい人基礎を押さえたあとに深掘りできる

 

逆に、この本が向いていない人を簡単にまとめてみました。

この本が向かない人理由
最初にやさしく知りたい人学習マンガを先に読むほうが楽です
物語として楽しみたい人歴史小説のほうが合います
真田家全体を図版で見たい人『図説 真田一族』が向いています

真田昌幸を、物語の人物ではなく歴史上の人物として深く見直したい人におすすめしやすい1冊です。

 

音声で真田氏三代と上田合戦を学ぶなら、Audible『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』がおすすめです!

本を読む時間が少ない人には、Audibleで学ぶ方法もあります。
Audible『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』は、中澤克昭の本を音声で聴ける作品です。

このAudibleは、真田昌幸だけを1冊丸ごと聴く作品ではありません。
幸綱・昌幸・信幸・信繁ら真田氏三代を中心に、信濃や大坂の合戦とあわせて学べる内容です。
そのため、昌幸だけでなく、真田家全体を耳から整理したい人に向いています。

私がこのAudibleで良いと感じるのは、真田昌幸を「真田氏三代」の中で聴けるところです。
昌幸だけを読むと、上田合戦や徳川家康との対決に目が向きやすくなります。
一方で、父の幸綱、子の信之・信繁と並べて聴くと、真田家がどのように生き残り、どう分かれ、どう次の時代へ進んだのかが見えやすくなります

通勤・家事のスキマ時間に聴けるので、紙の本を開く時間が少ない人にも使いやすいでしょう。
織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの大きな流れの中で、真田昌幸がどのように動いたのかを耳から整理するのにも便利です。

このAudibleが向いている人を、簡単にまとめてみました。

このAudibleが向いている人理由
読む時間が少ない人通勤・家事のスキマ時間に聴ける
真田氏三代を耳から学びたい人幸綱・昌幸・信幸・信繁をまとめて理解しやすい
上田合戦に興味がある人真田氏と合戦をあわせて聴ける
本を読む前に概要を知りたい人音声で大きな流れをつかみやすい

 

逆に、このAudibleが向いていない人を簡単にまとめてみました。

このAudibleが向かない人理由
真田昌幸だけを深く聴きたい人昌幸単独の作品ではありません
史料を確認しながら読みたい人紙の本や評伝のほうが合います
図や地図で整理したい人『図説 真田一族』のほうが使いやすいです

真田昌幸を音声で学びながら、真田氏三代の流れも知りたい人には合うAudible作品です。

 

初心者におすすめの読む順番はこれ!

真田昌幸を初めて学ぶなら、読む順番も大切です。

最初に詳しすぎる本から入ると、武田信玄、武田勝頼、上杉景勝、北条氏直、徳川家康、豊臣秀吉、石田三成、徳川秀忠、真田信之、真田信繁、沼田領、上田合戦、九度山などの関係でつまずきやすくなります。
一方、全体像がわかる本から入ると、歴史小説や評伝、Audibleも理解しやすくなるでしょう。

私がおすすめする順番は、次の通りです。

順番本・Audible目的
『戦国人物伝 真田昌幸』マンガで全体像をつかむ
『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』昌幸本人の生涯を歴史小説で読む
『図説 真田一族』写真や図版で真田一族を整理する
『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』音声で真田氏三代と合戦を学ぶ
『真田太平記〔一〕天魔の夏』真田家の大河小説を楽しむ
『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』史実に近い形で真田三代を整理する
柴辻俊六『真田昌幸』昌幸本人を評伝で深く見直す

読書が苦手な人は、1冊目を学習マンガにすると進めやすいはずです。
歴史小説が好きな人は、『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』や『真田太平記』から入っても楽しめます。
史実に近い形で知りたい人は、マンガや図説で全体像をつかんでから、『真田三代』や人物叢書へ進むと理解しやすいでしょう。

私自身、真田昌幸のように知略の印象が強い人物を読むときは、最初から「策だけの人」と見ないほうが面白いと思います。

  • 武田家臣として見る
  • 真田家を継いだ当主として見る
  • 上田城を築いた人物として見る
  • 大勢力に囲まれた小さな家を守った人物として見る
  • 徳川軍を二度苦しめた人物として見る
  • 信之と信繁の父として見る
  • 九度山で最期を迎えた人物として見る

このあたりを順番に読むと、真田昌幸が単なる「徳川を破った知将」では終わらない人物に見えてくるはずです。

 

「紙の本」「Kindle」「Audible」はどれを選べばよいか…?

真田昌幸を学ぶ方法は、紙の本だけではありません。
Kindle(電子書籍)やAudible(オーディオブック)を使うと、生活に合わせて学びやすくなります。

形式向いている人使い方
紙の本じっくり読みたい人付箋やメモを使いながら読める
Kindle(電子書籍)スマホやタブレットで読みたい人移動中やスキマ時間に読みやすい
Audible(オーディオブック)読む時間が少ない人通勤・家事のスキマ時間に聴ける

真田昌幸のように、武田氏、上杉氏、北条氏、徳川氏、豊臣氏、上田合戦、関ヶ原、犬伏の別れ、九度山が重なる人物は、一度読んだだけで全部を理解しようとしなくて大丈夫です。

  • 「紙の本」でじっくり読む
  • Kindle(電子書籍)で持ち歩く
  • Audible(オーディオブック)で繰り返し聴く

このように使い分けると、初心者でも理解が深まりやすくなります。

私の場合、真田昌幸のような人物は、紙の本で地図や年表を一緒に見たくなります。
真田郷、上田、沼田、犬伏、関ヶ原、九度山、大坂という場所を頭の中に入れておくと、昌幸がどれほど難しい場所で判断を重ねた人物なのかを想像しやすいからです。

一方で、真田氏三代の流れを軽く整理したいときは、Audibleで聴くのも便利です。移動中や家事中に聴くと、真田昌幸を真田幸綱、真田信之、真田信繁と比べながら少しずつ頭に入れやすくなります。

 

大河ドラマ・映画・ドラマ・史跡とあわせて真田昌幸を学ぶ価値とは

真田昌幸は、大河ドラマや史跡とあわせて学ぶと、より理解しやすい人物です。

大河ドラマ『真田丸』では、真田昌幸が真田家を守るためにどのように動いたのか、信之や信繁とどのような関係にあったのかが印象的に描かれました。
ドラマから興味を持った人は、本で昌幸の史実に近い姿や、真田家全体の流れを知ると、さらに理解が深まります。

また、上田城は真田昌幸を学ぶうえで欠かせない史跡です。
昌幸が天正11年(1583)に上田城を築き、天正13年(1585)の第一次上田合戦で徳川軍を撃退しました。
そして第二次上田攻めでは、犬伏の別れを経て、昌幸・幸村が豊臣方、信幸が徳川方についたのです。

真田昌幸を先に知っておくと、史跡や映像作品の見え方が変わります。

  • 武田信玄に仕えた若者として見る
  • 真田家を継いだ当主として見る
  • 上田城を築いた人物として見る
  • 徳川軍を二度撃退した人物として見る
  • 犬伏の別れで親子が分かれた人物として見る
  • 九度山に流された人物として見る
  • 真田信之・真田信繁の父として見る

このように複数の視点があると、真田昌幸という人物をより立体的に理解できます。

真田昌幸は、合戦の勝利だけで語ると「知略の人」という印象で終わりがちです。
一方で、上田城や真田宝物館、真田氏ゆかりの地とあわせて学ぶと、昌幸が真田家をどう残そうとしたのかが見えやすくなります。

上田を歩くときに昌幸を少し知っているだけで、上田城跡、城下町、真田氏ゆかりの寺社が、ただの観光地ではなく、真田家が大勢力に囲まれながら生き抜いた場所として感じられるでしょう。

映像作品や史跡をただ見るだけでなく、当時の武将たちが何を背負って生きていたのかを考えながら見ると、戦国時代の重みが違って見えるはずです。

 

真田昌幸の本選びで迷ったら、まずこの1冊!

真田昌幸の本選びで迷ったら、次の基準で選ぶと決めやすいです。

迷い選ぶ本・Audible
とにかくマンガでわかりやすく知りたい『戦国人物伝 真田昌幸』

昌幸本人の生涯を歴史小説で読みたい『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』

真田家の大河小説を楽しみたい『真田太平記〔一〕天魔の夏』

真田三代を史実に近い形で知りたい『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』

写真や図版で真田一族を整理したい『図説 真田一族』

昌幸本人を評伝で深く知りたい柴辻俊六『真田昌幸』

音声で真田氏三代と上田合戦を学びたい『人をあるく 真田氏三代と信濃・大坂の合戦』

最初の1冊として選びやすいのは、『戦国人物伝 真田昌幸』です。
マンガで昌幸の生涯をざっくりつかめるので、歴史本に慣れていない人でも読みやすいでしょう。
大人向けに昌幸を読みたい人は、『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』が合います。
真田家全体の物語を味わいたい人は、『真田太平記〔一〕天魔の夏』へ進むと印象が深まります。
史実に近い形で真田三代を整理したい人は、『真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る』を読むと、昌幸の位置づけが見えやすくなります。

私なら、まずは『戦国人物伝 真田昌幸』か『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』から読みます。
最初に昌幸の人生と上田合戦の流れを頭の中に入れておくと、『真田太平記』や人物叢書へ進んだときに理解しやすいからです。

 

【まとめ】真田昌幸を初心者が学ぶなら、上田合戦だけでなく真田三代と家を守る判断も読みましょう!

真田昌幸を初心者が学ぶなら、最初から難しい専門書を選ぶ必要はありません。

まずは、マンガで全体像をつかむ。
次に、歴史小説で昌幸の生涯や上田合戦を読む。
そのあと、真田三代や評伝、Audibleで深掘りする。

この順番なら、真田昌幸を無理なく理解できます。

真田昌幸は、ただの「徳川を破った知将」ではありません。
武田家に仕え、武田氏滅亡後には上杉・北条・徳川・豊臣という大勢力の間で真田家を守り、上田城を築き、第一次・第二次上田合戦で徳川軍を苦しめ、関ヶ原後には九度山へ流された人物です。

真田宝物館では、昌幸が真田家を継ぎ、武田・上杉・北条・豊臣・徳川らの中で、時には従い、時には対峙しながら、真田家を成長させたことが紹介されています。

だからこそ、真田昌幸を学ぶと、戦国時代を合戦だけでなく、家の存続、親子の別れ、小さな勢力の判断、大名同士の駆け引き、敗れた後の生き方という視点から楽しめます。

私が真田昌幸という人物に惹かれるのは、勝つためだけでなく、家を残すために考え抜いた姿が見えるところです。

昌幸には、武田家臣としての経験があります。
真田家を背負った当主としての重みがあります。
徳川軍を二度苦しめた知略があります。
犬伏の別れで親子が分かれる悲しさがあります。
九度山で終わる人生の寂しさもあります。

戦国時代では、一つの判断が家族や家臣、名も残らない多くの人々の未来まで変えました。現代では同じ日本人同士で命を奪い合う必要がないからこそ、昌幸の人生を読むと、今の平和な時代に歴史や史跡を楽しめるありがたさも感じます。

真田昌幸の本を読むことは、ひとりの知将を知るだけではありません。
小さな家がどう大勢力の中で生き残り、親子がどう別々の道を選び、真田家がどう後世まで名を残したのかを考えるきっかけになります。

大河ドラマ『真田丸』や、上田城、真田宝物館、真田氏ゆかりの史跡をより深く楽しむためにも、まずは自分に合う1冊、またはAudibleから真田昌幸を学んでみてください。

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